葉酸というのは、ビタミンＢ群の１つで、かつては「ビタミンＭ」と呼ばれたものですが、たんぱく質の代謝や、遺伝子のもととなる核酸（ＤＮＡ）の合成などに欠かせない成分のことをいいます。

また、葉酸は、その名称通り、ホウレン草など葉物野菜に多く含まれています。

葉酸は、ビタミンＢ12の血液を作る作用を補助していていることから、不足すると貧血を起こしやすくなります。

なお、血中にホモシステインという物質が増え、動脈硬化が進む恐れがありますので、ホモシステインを減らすビタミンＢ6、Ｂ12と一緒にとるとよいとされています。

葉酸は、妊娠早期に不足すると、二分脊椎（にぶんせきつい）症など先天性の病気を持った子供が生まれるリスクが高まります。

なので、厚生労働省では、妊婦や妊娠を予定している女性に対して、サプリメントで1日0.4�r（400μg）を摂取するよう勧めています。

また、1日当たりの摂取目安量に葉酸が70〜200μg含まれている食品には、「保健機能食品」（栄養機能食品）の表示が認められています。

日本人成人の1日当たり栄養所要量は、男女とも200μgとされていて、妊婦は200μg、授乳婦は80μgを追加します。

なお、成人の許容上限摂取量は1000μgとされています。

□ムコ多糖