ガンマ-リノレン酸含有食品というのは、(財)日本健康・栄養食品協会（JHNFA）が安全性などの規格基準を設けている健康補助食品の1つです。

具体的には、ムラサキ科に属するルリチシャ、オオルリソウの種子、ユノシタ科に属するゴマノハグサの種子より採取した油を食用に適するように処理したγリノレン酸油脂を含有する食品です。

γ（ガンマ）リノレン酸というのは、オメガ6系の多価不飽和脂肪酸のことで、体内ではリノール酸から作られます。

このγリノレン酸は、母乳の成分であるだけでなく、月見草（メマツヨイグサ）など一部の植物種子に多く含まれています。

ちなみに、月見草などの種子油や微生物で作ったγリノレン酸が使われています。

γリノレン酸には、アトピー性皮膚炎を改善する効果があることから、英国では医薬品として用いられています。

なお、1日340�rで月経前症候群（ＰＭＳ）の症状を緩和したという報告もあります。

枳実（きじつ）というのは、ビターオレンジ、ダイダイのことで、漢方の生薬としての名前が枳実になります。

この枳実は、漢方では、抗ストレス、健胃作用のある生薬として利用されています。

枳実の未熟果の抽出エキスは、脂肪細胞に働きかけて体脂肪の燃焼を促すダイエットサプリメント成分となっています。

ちなみに、米国で人気のあったダイエットサプリメント成分「エフェドラ」の販売が禁止されてからは、「ポストエフェドラ」として注目を集めています。

また、果皮から抽出した精油成分は、アロマセラピーに利用されています。

枳実は、中枢神経には影響を及ぼさないので、興奮や動悸、不眠などの副作用はありません。

ただし、光過敏症を起こす場合がありますので注意が必要です。

□カモミール